荒唐無稽の繁盛計画!
モストロ・ラウンジの閉店後。VIPルームで売り上げの計算をしていたアズールは、小さく唸った。「おや、売り上げが思わしくなかったのですか? 客入りは良いように思いましたが」「数値は良いですよ。いつも以上に」 稼げたという…
モストロ・ラウンジの閉店後。VIPルームで売り上げの計算をしていたアズールは、小さく唸った。「おや、売り上げが思わしくなかったのですか? 客入りは良いように思いましたが」「数値は良いですよ。いつも以上に」 稼げたという…
近頃、学園内で流れる妙な噂。突然閉じ込められ、指定された課題を達成しないと出られない、不思議な部屋が存在するという。 魔法の気配を感じる部屋、外に繋がっていそうな扉には簡単に開きそうにない鍵。 寮長の個室程度の広さがあ…
長くイシュガルドで続いてきた竜詩戦争が一人の英雄によってその幕を閉じ、それからは目まぐるしい国内の変化で日々忙しく過ぎていく。 ……というのは引退した父に代わり家督を継いだ兄や、政治に関わる者達など周囲の人の話で、エマ…
一度に色々なことが起きて、簡単に頭が受け入れてくれない。 それでも絶望せずにいられたのは、優しく差し伸べられた手があったからだ。 ――英雄と呼ばれた少女は一夜にして罪人の身となった。 クリスタルブレイブの裏切り。罠に…
強い雨が全身に叩きつける。グリダニアの森で俺はただ一人立ち尽くし、雨に打たれていた。 血で滑った斧を離し、手のひらを見れば、雨に洗われてまばらに残った血の痕が薄明かりに照らされて見えた。 自分の血なのか、助け出そうとし…
任務を終え、報告にあがったグリダニアの街。ちらほら視線を感じるのが、どうにも落ち着かない。 街の人達は、英雄と呼ばれる存在が余程気になるのだろう。 自分ではエオルゼアを旅する一介の冒険者のつもりだったのに、いつの間…