HAPPY BIRTHDAY②
こんなにたくさんの人にお祝いされた誕生日なんて、初めてかもしれない。 この基地は、貴銃士たちだけでも、三十はゆうに越えている。それにレジスタンスの仲間もいる。それぞれ任務もあるから全員が一度に集まったわけではないけれど…
こんなにたくさんの人にお祝いされた誕生日なんて、初めてかもしれない。 この基地は、貴銃士たちだけでも、三十はゆうに越えている。それにレジスタンスの仲間もいる。それぞれ任務もあるから全員が一度に集まったわけではないけれど…
大切な人の誕生日。年に一度の特別な日。何を贈ろうか、と悩みに悩んでいる間に、時間は無情にも過ぎ去っていく。 ケーキを作るのは決まっていたけれど、それだけでは済ませられない。 街を歩き回ってみるけれど、これといった物は決…
食堂が昼のピークを過ぎ、片付けの手伝いも一段落した頃。 恭遠に指定された召集時刻が近づいていることに気づき、タバティエールは作戦室へと向かった。 指定された時刻より十分ほど早いが、そこには既に恭遠とマスター、それか…