愛妻の日 2月 12, 2021katagiriNovel, 千銃士タバマス, 千銃士, 銃マス 雪の残る、まだ寒い冬の晴れた日。タバティエールが街に買い出しに行くというので、丁度欲しい物もあったからとマスターはついていくことにした。買って来てやるのに、と言われたけれど単純に一緒に居たかったのだ。大所帯の基地に居て… Read More
ハロウィンの話③ 2月 12, 2021katagiriNovel, 千銃士タバマス, 千銃士, 銃マス ハロウィンパーティー当日の夜、貴銃士達のマスターである少女の私室。建物の奥にあるこの部屋に、人目を避けるようにして転がり込む影が二つ。 明かりをつけて扉の鍵を掛け、部屋の主である少女は小さく溜め息をつく。道中誰かに見つ… Read More
ハロウィンの話② 2月 12, 2021katagiriNovel, 千銃士タバマス, 千銃士, 銃マス 食堂の外で立ち尽くしていると、再び双子に声をかけられた。「どうしたの、マスター」「顔、赤いよ?」 心配そうに見上げてくる二人に、少女は何も言えず肩を竦めた。「……ちょっとね」 目的の物は入手したが、手の甲にとはいえ代わ… Read More
ハロウィンの話① 2月 12, 2021katagiriNovel, 千銃士タバマス, 千銃士, 銃マス 普段は殺風景なレジスタンスの基地も、今はハロウィンの飾り付けがされて少し賑やかになっている。資金に余裕があるわけではないが、こんな時くらいは楽しもうと誰かが始めたのだった。 小さな子供はあまり多くないけれど、レジスタン… Read More