突然ふたなりになりまして!?~アルバートの場合~
「あっははは、何これ、マジうける」 大声で笑い転げていると、聞き覚えのある声がした。「なんだ、どうした!?」 慌てた様相で飛び出してきたのは、ミッドランダーの青年だった。こちらではヒュム族と呼ばれていたか。名をアルバート…
「あっははは、何これ、マジうける」 大声で笑い転げていると、聞き覚えのある声がした。「なんだ、どうした!?」 慌てた様相で飛び出してきたのは、ミッドランダーの青年だった。こちらではヒュム族と呼ばれていたか。名をアルバート…
エオルゼアの地で冒険者となった彼女は、やがて暁の血盟という組織に関わることになり、蛮神との戦いや国家間を巻き込む大きな争いにその身を投じていった。 エオルゼアを侵略するガレマール帝国との戦いの後は、千年以上に及ぶ竜詩戦…
賑わう街を、二人で歩くのは楽しい。グリダニアで行われているヴァレンティオンのイベントを見に、シャーレアンから来たグ・ラハ・ティアは平静を装いつつ内心では浮かれていた。愛の日一色に彩られた街はいつもと雰囲気が違ってい…
世界の為に戦い、走り続ける日々も、過ぎ去ってしまえばあっという間に感じられる。「お茶が入りまっした!」「ありがとう、タタルさん」 人の少なくなった石の家で、彼女は仲間たちとテーブルを囲んでいた。テーブルにはタタルが淹れ…
長くイシュガルドで続いてきた竜詩戦争が一人の英雄によってその幕を閉じ、それからは目まぐるしい国内の変化で日々忙しく過ぎていく。 ……というのは引退した父に代わり家督を継いだ兄や、政治に関わる者達など周囲の人の話で、エマ…
一度に色々なことが起きて、簡単に頭が受け入れてくれない。 それでも絶望せずにいられたのは、優しく差し伸べられた手があったからだ。 ――英雄と呼ばれた少女は一夜にして罪人の身となった。 クリスタルブレイブの裏切り。罠に…
強い雨が全身に叩きつける。グリダニアの森で俺はただ一人立ち尽くし、雨に打たれていた。 血で滑った斧を離し、手のひらを見れば、雨に洗われてまばらに残った血の痕が薄明かりに照らされて見えた。 自分の血なのか、助け出そうとし…